年末に向けて、積んだ本の山を片付けています。

新潟に来る前にBOOK OFFで処分したというのに、最近どんどん溜まっていきます。

衝動買いが良くないのはわかっているんですがｗ

「君に光射す」　小野寺史宣著

表紙とタイトルに魅かれて手に取った1冊です。

主人公は元教師の警備員。

小学校の教師の頃と警備員をしている現在とが交互に書かれていきます。

主人公が傷ついていく姿に悲しい気持ちになりますが、不器用な気持ちでも「誰かを助けたい」と思う姿に人間の温かさを感じます。

きっと、こういう先生が心を病んでしまうんじゃないかな～と切なくもなります。

児童虐待の話が絡むので、あまり楽しい話ではありませんが、最後まで読むと「君に光射す」の意味が伝わります。良い作品と出会えましたｗ　（小児科　土谷）