院長先生のブログ
主の公現
1月6日はカトリック教会の典礼暦では「主の公現」の祭日にあたります。
要するに、キリストが公に人々の前に姿を現されたことを祝う日ということです。
今日は主の公現にちなんだ『東方三博士の礼拝』の作品を紹介します。
『東方の三博士の礼拝』 レンブラント・ファン・レイン(エルミタージュ美術館)
レンブラントらしい光と影の表現。印象的な作品で、静けさに惹かれます。
スポットライトが当たった舞台のような劇的な効果があります。
三博士の1人、白髪のカスパール? 帽子を脱いで贈り物の没薬を捧げ、手を合わせ幼な子イエスに礼拝する姿は、敬虔な祈りにあふれています。
後ろに傘を捧げられながら立っているのは黒人のバルタザールかな。
異国であることを強調して、世界中の人々がキリストの誕生を祝福していることを示しているのでしょうね。
『東方三博士の礼拝』の場面は多くの画家によって描かれており、美術館で目にする機会の多い主題です。美術館で見かけた際、じっくり味わってみてくださいw (小児科 土谷)