院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
6月24日から6月30日までの新潟県内の感染症情報です。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で1.36と前週の2.07に比べ減少しました。国の示す終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で5.87と前週の5.67に比べ増加しました。国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。
◆手足口病の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で6.55と前週の5.25に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
咽頭結膜熱(警報基準3):新津
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、長岡、上越
手足口病(警報基準5):新潟市、魚沼、上越
ヘルパンギーナ(警報基準6):上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください。
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第26週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*溶連菌感染症が断続的に流行しています。「飛沫感染」、「接触感染」が主な感染経路のため、マスクの着用や手洗いの励行が予防に有効です。発熱や咽頭痛が認められる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
*手足口病が目立つようになってきました。ご注意ください。
*嘔吐・下痢を訴えるお子さん、COVID-19の患者さんは依然として散発しています。今後の流行動向にご注意ください。
*梅雨とは思えないくらい暑い日が続きます。昨年のようにヘルパンギーナは大流行していませんが、溶連菌、手足口病が流行しています。熱中症対策を行うとともに、基本に立ち戻って感染症対策を徹底しましょう。 (小児科 土谷)