院長先生のブログ
新潟県の感情報情報
3月3日から3月9日までの感染症情報です。
◆百日咳に注意しましょう。
*今週の報告件数は45件でした。(前週の報告件数は26件)
*10歳代で多く患者が発生しています。
◆新型コロナウイルス感染症に注意しましょう。
○県内では定点当たりの報告数が全県で5.13と前週の4.37に比べ増加しました。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:なし
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上
感染性胃腸炎(警報基準20):糸魚川
伝染性紅斑(警報基準2):新発田、上越
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和7年第10週 – 新潟県ホームページ
◆クリニック周辺の感染症情報
*断続的に溶連菌感染症が認められます。ご注意ください
*COVID-19の患者さんが目立つようになってきました。基本的な感染症対策を行いましょう。
*一部の小学校で、百日咳の患者さんが発生しました。ワクチン接種者の百日咳は症状・経過が非典型的であるため発見が遅れる傾向があります。咳が長引く、コン・コン・コンと続く咳をする、夜中で咳き込んで起きてしまうといった症状がある場合は、最寄りの医療機関を早めに受診してください。決められた日数の抗菌薬服用が必要となります。
*ピークを越したものの、嘔吐・下痢を訴えるお子さんがまだまだ目立ちます。手洗いをきちんと行いましょう
*その他:水痘、伝染性紅斑、ヒトメタニューモウイルス、インフルエンザなどが散発しています。今後の動向にご注意ください。
*道路脇の雪壁も低くなり、春の近づきを日々感じます(まだまだ寒い日も多いですが・・・)。世間は花粉症に加えて、上記のようにさまざまな感染症が流行しています。受験が終わり春休みに入ったお子さん、これから春休みのお子さんなど、各々が置かれた状況は様々かと思いますが、体調を崩しやすいこの時期、きちんと体調管理を行いましょう。 (小児科 土谷)