旅行が好きな自分としては、たまにある休みを利用して色々な観光地を訪れます。

中年おじさんとしては、昔と違って外国人観光客が随分増えたな~(最近中国の方は減ったけど)!

そして、携帯が普及して気軽に写真を撮る人が随分増えたな~と思います。

 

時折、「自撮り」に関連した事故も目にすることから、今日は「自撮り」に関する話題にしたいと思います( Journal of travel medicine. 2022 Aug 20;29(5); pii: taab170.)。

Selfie-related deaths using web epidemiological intelligence tool (2008–2021): a cross-sectional study | Journal of Travel Medicine | Oxford Academic

 

要は、スマホの自撮りによって起こった事故死を調査した研究グループからの報告です。

2008年1月1日~2021年7月27日にオンラインで確認できた自撮り関連事故死を抽出しました(民間・公的情報・新聞などの情報を集めたグローバルシステムであるHeimdllr-Projectツールを使用)。

 

その結果、13年半の調査期間中に、292件の事故で379人が自撮り中に死亡しており、死亡者のうち141人(37.2%)が旅行者でした。

そして、自撮り関連事故死の平均年齢は24.4歳で、死亡が最も多く報告されていたのはインド(n=100、26.4%)、次いでアメリカ(n=39、10.3%)、ロシア(n=33、8.7%)でした。

 

死因は、高所からの転落が半数で(49.9%;216人中17人が滝)、次に交通機関(n=123;28.4%;56人が電車)、溺死(n=66;13.5%)となっており、高所からの転落および動物による負傷は、男性より女性に多く(それぞれ46.6% vs.58.8%、p=0.031;0.9% vs.5.3%、p=0.001)、交通機関による死亡は男性より女性がわずかに少なかった(29.6% vs.20.3%、p=0.053)ことが分かりました。

 

承認欲求が高まった結果、自撮り行為をするのは構いませんが、「命あっての物種」。。

危険な場所では、決して自撮りをしてはいけませんw (小児科 土谷)