COVID-19の一次ワクチン接種(初回2回+ブースター接種)のlong COVIDに対する有効性を調査した研究を紹介します(BMJ. 2023 Nov 22:383:e076990. doi: 10.1136/bmj-2023-076990.)。

Covid-19 vaccine effectiveness against post-covid-19 condition among 589 722 individuals in Sweden: population based cohort study | The BMJ

 

対象は感染者58万9722人で、一次ワクチン接種者29万9692人のうち、追跡調査中にPCCと診断されたのは1201人(0.4%)であったのに対し、ワクチン未接種者29万0030人のうちPCCと診断されたのは4118人(1.4%)でした。

ワクチン接種はPCCリスクの低下と関連しており(調整ハザード比0.42,95%CI 0.38~0.46)、ワクチン接種による抑制効果は58%でした。

1回、2回、3回以上のワクチン接種による効果は、それぞれ21%、59%、73%でした。

以上から、感染前のCOVID-19ワクチン接種によって、long COVIDのリスクを減少できることが示されました。

持続感染に対する抗ウイルス薬の効果が今一つということを考えると、高齢者や基礎疾患を有するハイリスクの方は流行状況によってはワクチン接種をしておいた方が良いと思います。

何事も、備えあれば憂いなしですので。 (小児科 土谷)