先週の日曜日から聖週間が始まりましたが、ようやく今日がイースター(復活祭)ですw

今日で意外とこれまで知らなかった聖週間のお話が終わります。

 

せっかくなので、あまりにも簡単に伝えられており、正しく伝わっていないイエスの復活に関するお話とそれに関連した絵を紹介します。

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安息日が終わった日曜日の明け方、マグダラのマリアと女性たちは香料を持って墓に向かいます。
しかし、墓の石は除かれ、中に遺体はありません。


弟子たちに知らせ、マグダラのマリアが墓の外で泣いていると、復活したイエスが現れました。
イエスは復活したその日にエルサレムで5回現われました。復活して初めにマグダラのマリヤに。
空の墓を確認していた女性たちに。ペトロに。エマオ村へ向かっていた2人の弟子に。ユダヤ人を恐れ、隠れていた弟子たちに。

(絶望し悲しんでいる弟子たちを訪ね、自分が生きていることを示したというわけです)


その後も、イエスは復活して8日目の日、エルサレムでトマスと弟子たちに 。ガリラヤで2回。ガリラヤの湖で7人の弟子に、ガリラヤの山で11人の弟子たちに。500人以上の兄弟たちと弟ヤコブに 。復活して40日目にエルサレムのオリーブ山で多くの弟子たちの前に現れました。

(40日の間、イエスは何回も自分が生きていることを弟子たちに示し、彼らが復活の証人となるように導きました)

 

当時の弟子たちにとってさえ、主の復活はすぐには受け入れがたいものだったかもしれませんね。。


このイエスの十字架の死と復活を経て、イエスは弟子たちに愛が死に打ち勝つことを教え、弟子たちは命をかけて宣教し、殉教していくほどの確かな信仰を持つに至り、キリスト教が始まっていくことになるというわけです。。
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『キリストの復活』 ラファエロ

本来、墓は洞窟に掘られるもので棺は棚におかれたはずですが、この絵ではイタリアの風景の中にあり棺もイタリア式です。

大祭司の要請で、イエスの遺体が盗まれないよう護っていた兵士たち。

イエスが復活し、驚き畏れています。そりゃビックリするよねw

イエスは十字架の死で流された血を表す赤い服をまとい、手には勝利を表す赤い十字架が描かれた白い旗を持っています。

後ろの3人の女性はマグダラのマリア達。香油を塗るためお墓に向かっています。

 

名画と共に、聖週間を振り返ってみました。

途中、幾つかすっ飛ばしたエピソードがあるので、覚えていたら来年の聖週間の際に補足したいと思います。 (小児科 土谷)