今日はお腹が空きそうな1冊を紹介します。

(僕も表題に惹かれて手に取ったわけですがw)

 

『かつどん協議会』 原宏一著

入社四年目で退職をした蓑田さん。
とりあえず失業保険がもらえることもあって、周囲が心配するほど本人は悲観していなかったりしますw 今日も学生の頃から何かとお世話になっている「まるも食堂」で、いつものようにかつ丼を食べている・・


ところが、まるも食堂のおやじさんが、ギックリ腰で入院してしまいます。
そんな折、何でも今日は大事な会合があるらしく、おかみさんと娘さんに「今日だけ」と頼まれて、おやじさんの代理として、その会合に出席することになったものの・・・。


かつ丼のために、肉、卵、パン粉、醤油、米・・・・・

各団体の代表者が大集結して、激しいバトルが始まりますw
あきれるほどの「かつ丼愛」と、それぞれの主張。

その表現が、いちいち面白くて読んでいてクスリと笑ってしまいます。


そして、かつ丼が「如何にがんばって来たか」の歴史までも語り出されますが、僕が知らなかったことばかりでした。そりゃそうか・・


読んでいるうちに、「かつ丼」を食べたくなる1冊です。

ご飯を食べる前に読むと良いと思います。

勿論、「かつ丼」好きな方にもオススメですw (小児科 土谷)