秋の読書ということで、いくつか紹介してきましたが、絵本がまだでしたw
「こねこのさがしもの」 マーガレット・ワイズ・ブラウン(作)、レナード・ワイスガード(絵)
当院もネコキャラがイメージキャラクターなので、猫の本にしてみました。
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森でうまれたちいさなねこのおはなし。
こねこはねこやなぎの花が大好きでした。
ふわふわの灰色は自分の毛にそっくりです。
でもある日、こねこは気が付きました。
「ぼくの花がない!」
こねこは、ひるもよるも、あめの日も雷の日も、大好きな花を探し続けます。
「さがしものはいつもあの空にあるわ」蝶や小鳥が教えてくれます。
「きれいなものはどれも、海にもぐらなければ、みつからないぞ」やどかりが教えてくれます。
それでもねこやなぎの花はなかなかみつかりません。
こねこはまたねこやなぎの花に会うことができるのでしょうか・・・
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美しい森の四季を描いた作品でもあるので、芸術作品としてとても優れた一冊です。
ページをめくるごとに、精緻な生き物たちの姿や森の景色が現れます。
だれも子猫に「ねこやなぎの花は春にしか咲かないよ」と教えてあげることはできないのですがw
ワイズ・ブラウンといえば、「おやすみなさい おつきさま」のイメージが強いですが、こんな本があったんだな~と感心。
四季の描写もとても美しくて、隠れた名作だと思いました。
こねこが花を探す冒険、かわいらしくて心温まります。
秋の読書に是非、お子さんとお読みください。 (小児科 土谷)


