秋以降、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンを接種される方(小児に限らず)も多いのではないでしょうか。

今日はインフルエンザワクチンと新型コロナmRNAワクチンを同時に投与した場合と接種間隔を空けた場合(1,2週空けた)で、副反応の程度に差があるのかについて調べた研究(JAMA Netw Open. 2024;7(11):e2443166.)を紹介します。

Safety of Simultaneous vs Sequential mRNA COVID-19 and Inactivated Influenza Vaccines: A Randomized Clinical Trial | Public Health | JAMA Network Open | JAMA Network

 

アメリカからの報告です。結果のみ簡単に紹介します。

同時投与と連続投与は、副反応の程度に関して同等でした。発熱、悪寒、筋肉痛、または関節痛の中等度以上の副反応の発生率は、同じ訪問でmRNA COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンを同時に投与した場合(25.6%)と、1~2週間の間隔を空けて2回の訪問でmRNA COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンを連続投与した場合(31.3%)を比較すると、大きな差はありませんでした。副反応はいずれも短期間で、治療を必要とした人はいませんでした。

 

試験参加者の約10.7%~26.8%に、mRNA COVID-19ワクチン接種後に中等度または重度の注射部位の痛み、疲労、筋肉痛、頭痛、または悪寒が見られましたが、これは同ワクチンを単独で投与した時と同等でした。

今回の結果から、インフルエンザワクチンと新型コロナmRNAワクチンを同時に投与した場合と両者の間を1~2週間空けた場合では副反応の程度に有意差はないようです。

 

別々で接種するのが面倒な方は、副反応の程度に有意差がないことを考えると同時接種の方が良いのかもしれませんねw (小児科 土谷)