最近風邪を引いて体調を崩していましたが、幼少時の自分が風邪を引いて寝込んでいた時のことを思い出しました。

寝込んでいた時、母はよく温かい飲み物やスープを自分に与えてくれていました。

そこで、「風邪のときのスープ」に本当に効果はあるのか?気になったので調べてみましたw( Nutrients. 2025 Jul 07;17(13); pii: 2247.)

Were Our Grandmothers Right? Soup as Medicine—A Systematic Review of Preliminary Evidence for Managing Acute Respiratory Tract Infections

 

本研究では、急性気道感染症に対するスープの効果を評価した研究を対象として、システマティックレビューを実施しました。

2024年2月までに公表された論文を対象に、MEDLINE、Embase、Scopus、CINAHL、CENTRAL、Cochrane Database of Systematic Reviewsなどを用いて文献を検索し、適格基準を満たした4件の無作為化比較試験(対象342例)を抽出し、メタ解析は行わずナラティブ統合を行いました。解析対象となった研究で用いられたスープは、鶏肉ベースのスープに野菜やハーブを追加したものが主なものでした。評価項目は、症状重症度、罹病期間、炎症マーカーなどとしました。

 

その結果、3試験においてスープ摂取群は鼻閉、咽頭痛、咳といった急性気道感染症の症状がわずかながら軽減していました。1試験において、スープ摂取群は罹病期間が1~2.5日短縮していました。

2試験において、スープ摂取群でC反応性タンパク(CRP)、IL-6、TNF-αといった炎症マーカーが低下する傾向がみとめられ、小児を対象とした1試験において、免疫グロブリン(IgA、IgG、IgM)値の上昇など、免疫機能の改善を示唆する結果が得られました。

 

以上から、スープには水分補給、栄養補給、抗炎症作用の相乗効果により、急性気道感染症の症状軽減、全体的な健康の維持に寄与する可能性があることが分かりました。

 

今日は体調が悪い時のホームケアに関する紹介でした。

普段から何気なくしていることにも、意外なエビデンスがあるのは面白いですねw また色々調べてみようと思います。 (小児科 土谷)