子どもの新型コロナウイルス脳症とインフルエンザ脳症では、どちらのほうが症状が重いのでしょうか?(Pediatr Infect Dis J
. 2025 Nov 7. doi: 10.1097/INF.0000000000005040. Online ahead of print.)
The Pediatric Infectious Disease Journal
日本の研究グループからの報告です。
2017-2023年の間に7つの病院に入院した新型コロナ脳症患者29人とインフルエンザ脳症患者60人で比較しています。
その結果、両群の臨床的特徴はほぼ同じでしたが、退院時には小児脳機能カテゴリースコア4以上を示した患者の割合が新型コロナウイルスで37.9%、インフルエンザで16.7%と、新型コロナウイルス脳症患者のほうが、予後が悪い傾向があったことが分かりました。
「子どもにとっての新型コロナウイルス感染はインフルエンザと同程度」ということはありません。
基本的に年齢や職種を問わず、誰が新型コロナウイルスに罹患するか分かりませんし、罹患して重症化した場合は明らかにインフルエンザよりも予後が悪いことが知られています。
COVID-19は過去の病気ではありません。変異を繰り返して今なお流行を繰り返しています。
流行状況に合わせて、適切な感染対策は忘れないようにしましょう! (小児科 土谷)


