COVID-19感染後の合併症に関連した話題です。
中国の研究グループがメタ解析を行っています(Clin Rev Allergy Immunol. 2025 Dec 26;68(1):111.)。
要点だけザックリまとめると、COVID-19感染後は新たに自己免疫疾患を発症するリスクが陰性群と比べて1.5倍高くなっているとのことです。
頻度が高かった自己免疫疾患は、抗リン脂質症候群(ハザード比HR = 2.16)、ANCA関連血管炎(HR = 2.15)、混合性結合組織病(HR = 2.12)、免疫血小板減少性紫斑病(HR = 1.87)でした。
COVID-19罹患後重症化した人では自己免疫疾患の新規発症が1.7倍に増えていましたが、ワクチン接種によってそのリスクは低下していました(HR = 0.56、ワクチン未接種者では1.42)。
以上から、COVID-19感染は、自己免疫疾患、特に血管および結合組織系の疾患リスクが高まるようです。
(印象としては、血栓形成をもたらす自己免疫疾患が多いのかな?)
普通の風邪で自己免疫疾患のリスクが高まることはないので、COVID-19は本当に困りもの。厄介な感染症ですな。 (小児科 土谷)


