題名が最近までの我が家(実家)が抱えていた問題とピッタリ一致していたので、つい手に取ってしまいましたw
「うちの父が運転をやめません」柿谷美雨
物語にはお隣さんとの間も離れていて、徒歩で行くコンビニもモールもないところで生活している年老い両親のことが書かれています。
車で買い物や碁会所に行くたびにどこかぶつけてくる父親の運転を心配して、「運転やめたら」と提案する都会暮らしの息子さん。
物語では良い方向に解決していくけれども、こんな親子ばかりじゃないし・・・
そもそも!元祖昭和の父は、いつまで経っても子どもの言うことなんて聞かないし・・・
なんて思いながら読んでいましたw
最近の車はとても便利で、速度、車間距離など設定しておけばある程度は安全に動いてくれます。
でも、100%安全!って訳ではないので、父が車で出かけることへの心配は減りませんでした。
僕の父は一昨年にようやく免許を返納してくれましたが、とても時間がかかりました。
この本は「本当本当」と共感する内容ばかりで、あっという間に読んでしまいました。
我々が直面する「親世代の免許返納問題」。
他人事ではいられませんw (小児科 土谷)