腰痛持ちの自分としては、冬のこの時期は「雪かき」のため腰痛が悪化してしんどい毎日を過ごしています。
そこで今日は腰痛に関する話題にしました。腰痛の軽減方法で最も効果的なものは何でしょうか?( JAMA network open. 2025 Jan 02;8(1);e2453807. pii: e2453807.)
Healthy Lifestyle Care vs Guideline-Based Care for Low Back Pain: A Randomized Clinical Trial – PMC
活動制限を伴う慢性腰痛を持ち、1つ以上の生活習慣リスク(過体重、不適切な食生活、身体活動不足、喫煙)を有する346人(平均年齢50.2歳、女性55%)を対象に、研究グループが考えた健康的な生活習慣プログラム(Healthy Lifestyle Program;HeLP)の腰痛軽減効果が、ガイドラインに則った標準的なケアとの比較で検討されました。HeLPは、ガイドラインに基づくケアに加え、健康的な生活習慣についての教育(冊子やウェブポータルへのアクセス)やサポート(理学療法士や栄養士とのセッション、電話での健康指導)などを提供する包括的なプログラムのこと。
試験参加者は、HeLPを受ける群(介入群、174人)と、ガイドラインに基づく理学療法ケアを受ける群(対照群、172人)にランダムに割り付けられました。主要評価項目は、介入開始から26週間後の腰痛による生活機能障害の程度とし、Roland-Morris Disability Questionnaire(RMDQ;RMDQスコアは0〜24点で算出され、高スコアほど障害が大きい)を用いて評価しました。また、副次評価項目は、体重、痛みの強度、QOL、喫煙状況としました。
ベースライン時のRMDQスコアは、介入群で14.7点、対照群で14.0点でした。
26週間後の評価では、介入群のスコアが対照群に比べて有意に改善し、両群のスコアの平均差は−1.3点(95%信頼区間〔CI〕−2.5〜−0.2、P=0.03)でした。
HeLPの効果は、プログラムを忠実に守った参加者でより顕著に現れていました。また、介入群では対照群に比べて、体重減少が大きく(平均差−1.6kg、95%CI −3.2~−0.0、P=0.049)、QOL(SF Health Surveyの下位尺度である身体機能の評価スコア)の改善がより大きかった(同1.8点、0.1~3.4、P=0.04)ことが分かりました。
以上から、腰痛を改善するには、従来の治療法を試すよりも不健康な生活習慣を見直す方が大きな改善効果を見込める可能性があることが分かりました。
ザ・不健康な生活を邁進している自分としては、改めなければならないポイントが多そうです。
腰痛生活から解放される日はいつになったら訪れるのでしょうかw (小児科 土谷)

