寒い冬なので、、感染症対策として重要な「換気」が忘れられているような気がします。

今日は「換気」にまつわるお話です。時間が無かったので、ザックリとした要約ですw

Evidence from whole genome sequencing of aerosol transmission of SARS-CoV-2 almost 5 hours after hospital room turnover – American Journal of Infection Control

 

アメリカの疫学グループが、接触ではなくて気道感染(特にエアロゾル感染)をしたと判断される新型コロナ患者において、検出されたウイルスの全ゲノム解析をすることによって、誰から誰へと感染が広がったのかを解析しました。

論文の抄録によると・・

「実験的証拠によれば、新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)はエアロゾル内で半減期が約 3 時間で生存可能であることが示唆されるが、空気中の SARS-CoV-2 がどのくらいの期間感染を伝播できるかは不明である。無症状感染患者が退院した後に、それぞれ約 2 時間および 5 時間後に入院した 2 人の患者に SARS-CoV-2 が感染し、全ゲノム配列解析の結果、同じ室内で伝播したことが示唆された。これらの知見は、空気中の SARS-CoV-2 が病院環境であっても 4 時間以上感染を伝播する能力がある可能性を示唆している。」

 

以上から、感染者が滞在した室内には感染性をもったウイルスはエアロゾルの形で数時間は残っているということになります。

 

部屋のサイズや使用する清浄機の性能によっては、部屋を閉め切って何時間も清浄機を動かさない限り、目的の効果が出ないことがあります。

そう考えると、現場で出来る、手早く感染リスクを下げる方法は「換気をして、空気を入れ替える」ことになります。


当院にも空気清浄機はありますが、それに依存しすぎるのは禁物。

「換気」は手早くできる・安価で・有効な感染対策です。

この時期は寒いので、つい換気を忘れがちになりますが、忘れずに・定期的に実施しましょうw (小児科 土谷)