森を1人でハイキングするのと喫茶店でカフェラテを飲みながら読書するのとでは、どちらの方がより回復効果が高いのでしょうか?
「Me Time(ミータイム;自分のための時間)」の過ごし方を研究した論文(PloS one. 2024;19(12);e0311738. pii: e0311738.)を紹介します。
The tradeoff of solitude? Restoration and relatedness across shades of solitude | PLOS ONE
888人(平均年齢61.9歳、男性359人)を対象に、メンタルヘルスや1人きりになるときと他者と関わるときの嗜好について調査を行いました。具体的には、その人のMe Timeが人やテクノロジーによって妨げられ、1人の時間がより社会的性質を帯びる条件について調べました。
その結果、携帯電話でゲームをしたり、1人で映画を見に行ったりするような、完全に1人きりにはならない過ごし方は、砂漠での孤独なドライブや人里離れた山小屋での執筆活動よりも利点のあることが明らかになりました。要するに、周囲に人がいる環境でコーヒーと良書を片手に自分自身と向き合う方が良いということを示唆する結果で、完全に1人きりになって過ごす張り詰めた体験は、社会的つながりをある程度維持した状態で過ごすMe Timeほど、その人のウェルビーイングに良い影響をもたらすわけではないという結果でした。
なかなか単純な話しではありませんが、完全に1人きりにはならない方がエネルギーを回復し、他者とのつながりを維持しやすいようです。
皆さんは、普段「Me Time」をどのようにお過ごしですか? (小児科 土谷)

