近年は家庭での血圧測定の重要性が高まっており、臨床ガイドラインでは家庭での血圧データを医師と共有し、血圧管理を進めることが推奨されています。
それもあってか、電気屋さんでも最近よく見かける家庭用の血圧測定機器。
年齢的に、我が家にも一台買おうか悩んでみたりしましたw
そこで、今日はその「血圧の正しい測り方」に関する話題です( Hypertension (Dallas, Tex. : 1979). 2025 Sep 08)。
11種類の画像検索サイトで「血圧測定」という用語で検索をかけ、ヒットした1,100枚以上の写真を分析しました。
その結果、正しい方法で測定している画像は、わずか14%でした。
臨床ガイドラインと照らし合わせると、主に以下のような点が誤りと判断されていました。
・背筋を伸ばして椅子に座っていない(73%)
・前腕全体を平らな面やテーブルの上に置いていない(55%)
・上腕式電子血圧計ではなく、手動ポンプ式の血圧計を用いている(52%)
・足を床に着けずに、ぶらぶらさせている(36%)
・腕の中央を心臓と同じ高さにしていない(19%)
・測定中に会話をしている(18%)
・足を組んで座っている(13%)
・測定用のカフを衣服の上から巻いている(12%)
・座位ではなく、立ったり横になったりして測定している(5%)
また、家庭での血圧測定シーンよりも、診察室内での医療従事者による測定シーンの方が、正しい写真が少なかったことが分かりました(前者は約25%が正確だったのに対し、後者はその割合が約8%だった)。
不正確な測定方法では、真の血圧値より高すぎたり低すぎたりする結果が表示されてしまいます。
インターネットの画像検索で測定方法を知ろうとしている人は要注意!
血圧は正しい測定方法で測定しましょう。 (小児科 土谷)

