前回から随分間隔が空いてしまいましたが、今回は旅行中に子どもが体調不良になった際の対応について触れたいと思います。

旅行中の発熱

旅行中の発熱の原因として多いものは、感冒などの上気道感染症ですが、感染性腸炎、尿路感染症、川崎病など、さまざまな疾患がその原因として考えられます。数日かけて他の症状が揃ってくる場合もあるので要注意です。

旅先での対応

水分摂取が出来ており、「ぐったりしている」といった全身状態の悪化が無ければ慌てる必要はありません。

水分摂取

発熱そのものが脱水を助長する可能性があるため、水分摂取は重要です。水分を補給する際、経口補水薬(ORS)が効果的です。

国内では医療機関、薬局、ドラッグストアで入手できます(旅行に携帯できる製品も販売されています)。海外でも現地の薬局で経口補水薬(ORS)を入手できますが、味が良くないかもしれませんので与える際は注意しましょう。

経口補水薬(ORS)がすぐ手に入らない場合は、食塩と砂糖で代用できるため自宅でも作成可能です。作り方を事前に確認しておきましょう。

 

母乳栄養の乳児には、児が母乳を欲しがる時に応じて与えましょう。人工栄養児には、ミルクを少量ずつ、頻回に与えましょう(薄める必要はありません)。

体温を下げよう

少しでも体温を下げ、お子さんを楽にしてあげるために、薄着にして、濡らしたタオルや氷嚢を脇の下や太腿の付根などに当ててみましょう(不快感が強ければ無理に冷やす必要はありません)。

高熱で機嫌が悪く・寝付けないときは、持参した解熱薬等を使用しても良いでしょう。

受診の目安

経口摂取できず排尿がない、活気なくぐったりしている、意識レベルが悪い、痙攣している等の場合は熱の高さによらず急いで医療機関を受診しましょう。

また、生後3か月未満の乳児(特に1か月未満)は母親由来の免疫グロブリンに守られているとされており、高熱が出ることはありません。この月齢のお子さんが発熱した場合も、重症感染症が隠れている場合があるので医療機関を受診しましょう。

 

「子どもの急な発熱」の際の対応は以下のリンクも参考にしてみて下さい。

発熱時の対応(熱が出た時の対応) – みつけこどもクリニック

 

症状別に記載すると長くなるため、この続きは近いうちに! しばしお待ちくださいw (小児科 土谷)