6月23日から6月29日までの感染症情報です。
◆百日咳に注意しましょう。
*今週の報告件数(保健所受理件数)は172件(前週167件)となってます。全国的にも感染者が多い状況となっています。
◆伝染性紅斑の定点あたりの報告数が国の示す警報基準を超えています。
*定点あたりの報告数が全県で3.17(前週3.27)となっています。国の示す終息基準(定点あたり1)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:伝染性紅斑
◆上記以外の感染症に関する情報は、下記HPを参照してください。
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和7年第26週 – 新潟県ホームページ
◆クリニック周辺の感染症情報
*百日咳の患者さんが、学童、中高生でまだまだ目立ちます(一部の保育園でも流行しています)。ご注意ください。
*アデノウイルス感染症、インフルエンザAが一部の園・小学校で流行しています。ご注意ください。
*学童、中学生にマイコプラズマ感染症の患者さんがおられます。経過から薬剤が効きにくい「マクロライド耐性」の患者さんもそれなりにいると思われます。
*伝染性紅斑の患者さんが目立つようになってきました。
*ヒトメタニューモウイルス感染症、RSウイルス感染症、急性胃腸炎が散発しています。
*暑い日が続きます。熱中症に注意!なのは間違いありませんが、上記のような感染症も地域で蔓延しているためご注意ください。特に、近頃減ってきた印象があった百日咳ですが、当院からの報告数は増加に転じており注意が必要です。楽しい毎日を過ごせるよう、熱中症対策だけでなく、基本的な感染症対策もあわせてお願いいたします! (小児科 土谷)


