住宅からの食料品店や飲食店の距離と肥満について調べたシステマティックレビューとメタアナリシスです(BMJ nutrition, prevention & health. 2024;7(1);204-211.)。

Food environment and obesity: a systematic review and meta-analysis | BMJ Nutrition, Prevention & Health

1946~2022年1月までに刊行された論文から、合計103論文を対象として、スーパーマーケット、青果店、ファストフード店、レストラン、コンビニなどの距離と肥満度が調べました。

 

その結果、マルチレベルモデル解析または空間的要因について検討した35論文のうち26件において、高脂肪、高糖質、高塩分の食品を販売する店舗と肥満度に有意な関連が観察されました。横断的研究89論文のうち59件、縦断的研究14論文のうち7件で、ファストフード店やコンビニなどのような「健康的とはいえない」店舗と肥満の関連性が確認されました。

 

一方、メタアナリシスでは、ファストフード店は肥満度の上昇リスクと有意に関連していましたが(オッズ比[OR]:1.15、95%信頼区間[CI]:1.02~1.30、p=0.02)、コンビニには関連性を観察することは出来ませんでした。青果店の密度の高さや、スーパーマーケットとの距離は、肥満度の低下と有意に関連していました(OR:0.93、95%CI:0.90~0.96、p<0.001)(OR:0.90、95%CI:0.82~0.98、p=0.02)。

以上から、近くにジャンクな店があると、肥満度は高くなるようです。

 

自宅の近くにコンビニがある自分(しかもスーパーの方が遠い)としては、食生活には要注意ですねw (小児科 土谷)