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見附市小児科 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

子どもの視力

今年は市の3歳健診をメインに出務してきました。

そこで、3歳健診で行う視力検査の重要性について、子どもの視力の成長も交えて簡単に説明します。

 

子どもの視力の成長は、生後から小中高生にかけて大きく変化します。

生まれたときから視力が完全に発達しているわけではなく、時間をかけて徐々に成長していきます。

3歳ごろまでには、視力が1.0程度まで成長する子が増え、7歳ごろには目の機能が完成するとされています。


小学校に入学する頃には、日常生活に支障がないレベルで視力は安定しますが、最近の子どもたちの中には、視力が悪化するケースも多く見られます。特に小学校中学年以降で勉強が本格化すると、近視が悪化する傾向があります。


視力の悪化を防ぐためには、スマホやタブレットの長時間使用を避ける、近い距離での読書や画面の見過ぎを控えるといった習慣が重要です。また、外で遊ぶことも推奨されています。


目の健康を守るためには、3歳児健診での視力検査が重要です。

視力の異常を早期に発見することが可能となるからです。

斜視や弱視、遠視、乱視といった問題を早期に発見し、適切な治療を受けることで、視力の悪化を防げる可能性が高まります。ちなみに、色覚や両目で物を見る能力も成長に伴い発達していきます。色覚は6〜10歳くらいで完成し、両目で物を見る能力は6歳くらいで完成するとされています。

 

お子さんの「眼」の健康にも注意を払いましょうねw (小児科 土谷)

 

 

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