暑い時期が続きます。そりゃ8月ですもの。。

ニュースでも熱中症で救急搬送される方が多くなってきていることが連日報道されています。

 

熱中症対策として、エアコンの使用や水分や塩分の補給をこまめに行うことが推奨されていますが、体をクールダウンさせるために手のひらの熱を奪うこともポイントになることが指摘されています。

 

手のひらには多くの血管、毛細血管が分布していて、動静脈吻合という動脈と静脈の切り替え部分があり(Arteriovenous Anastomoses ; 通称AVA血管)、この血管が体温調節の役割を担っています。

この血管は普段は閉じていますが、体温が上昇すると開通して、一度に多くの血液を流し手のひらから熱を逃がします。

Thermal responses to whole‐body cooling in air with special reference to arteriovenous anastomoses in fingers – Vanggaard – 2012 – Clinical Physiology and Functional Imaging – Wiley Online Library

この原理を利用して、手のひらを水を張ったボールや冷やしたペットボトル等に触れて冷却することで、全体の体温を効率的に下げることができます(温度を下げ過ぎると逆にAVA血管が閉じてしまうので、15℃前後が丁度よい)。

 

ちなみに、これはあくまで「予防」の手段です。

熱中症が疑われた場合は応急処置や医療機関への受診が必要です。 

 

熱中症に気を付け、楽しい夏休みを過ごしましょうw (小児科 土谷)