今秋には救命講習のガイドラインもG2025になるなーっと久しぶりに一次救命(BLS)、二次救命(ALS/PALS)のテキストをパラパラ見返していて・・ふと、講習会には以前から気になっていた「謎の問いかけ」があったな!と思い出しましたw
それは・・・・・・・・
救命講習の練習場面で「AEDを持ってきました!」と受講生Aが宣言すると、受講生Bが「あなたAED使えますか?」と問いかけます。
そう、この練習場面で使用する「あなた、AED使えますか?」が、よく考えると謎ワードですw
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受講生B「あなた、AED使えますか?」
受講生A「いいえ、使えません」
受講生B「じゃ、胸骨圧迫を替わってください!」
受講生A「はい!」
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冷静に考えると「なんで、AEDの使い方を知らないのに心臓マッサージ(胸骨圧迫)ができるんだよ!胸骨圧迫を教わったときに教わってないんか~い!」とツッコミどころ満載ですw

分析すると、これはAEDの一般市民の使用が解禁された際の事情が関係しているのでしょう。
多分ですけど。。
AEDが一般市民に解禁された当時は、救命講習で胸骨圧迫を教わっていても、AEDのことは知らない人/使ったことが無い人が多かったという訳です。そんな時代だったため、講習会での決まり文句が、「あなたAED使えますか?」だったのでしょう。
でも、AED市民解禁から20年以上経った現在では、流石に時代に取り残されてしまった文言ですw
知識とスキルだけでなく、講習会の練習場面で使う「声かけ」でさえも、インストラクターとしては時代に合わせてアップデートしなければならないな!と妙に納得した朝でした。
今秋にはガイドラインとそれに付随する教材がまた改訂される予定です。
どこが、どう変更されるのか?
個人的にはガイドラインの中身(内容)よりも、インストラクターの「教え方」の部分が大きく変わらなければ良いな~と思っています。
前々回、シナリオ後のデブリーフィングで、いきなり「GAS法」使え!って言われたとき困りましたもの。。 (小児科 土谷)


