直近でオーストラリア統計局が新型コロナウイルス感染症による死亡者数を報告しています。

Covid still our most lethal respiratory virus – Medical Republic

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「新型コロナウイルス感染により、今年だけで8月までに4056人が死亡した一方、インフルエンザによる死亡者数は851人、RSウイルスによる死亡者数は380人でした。すなわち、急性呼吸器疾患による死亡者数としては新型コロナウイルス感染症が依然として最多であった。・・死亡者の9割以上が60才以上の人たちでした。」

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南半球のオーストラリアでは、新型コロナウイルスの流行が続いており、かなりの数の高齢者が亡くなっています。

日本でも、厚生労働省が出している新型コロナウイルス関連死亡者数を見てみると、今年3月までの1年間で、約4万人がコロナ関連死亡、約2万人がコロナ死亡していたことがわかっており（その多くは高齢者）、これは日本全体の交通事故死の約10倍、インフルエンザ関連死の約15倍という多い数です。

オーストラリアの出来事は決して「対岸の火事」ではありません。
日本でも、新型コロナウイルスは社会から消えておらず、高齢者を中心に多くの死者を生み出しています。

これまで年２回（秋・冬）の流行が見られていたことを考えると、今年もおそらく冬季にかけて感染者が増加する​と予想されます。

COVID-19は高齢者や基礎疾患を有する人たちにとって「注意すべき感染症」のひとつです。

高齢者向けの新型コロナワクチン接種が始まっています。各自治体からの補助もありますので、是非接種をご検討ください。　（小児科　土谷）