院長先生のブログ
ピュシスについて

先週に引き続き、アーティゾン美術館ネタです。
現在、開催されている展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」
展覧会HPより抜粋
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて | アーティゾン美術館
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「ピュシス」は、通例「自然」あるいは「本性」と訳される古代ギリシア語です。今日の哲学にまで至る「万物の始原=原理とはなにか」という問いを生み出した初期ギリシア哲学では、「ピュシス」が中心的考察対象となっていました。当時の著作は断片でしか残されていませんが、『ピュシス=自然について』と後世に名称を与えられ、生成、変化、消滅といった運動に本性を見いだす哲学者たちの思索が伝えられています。絶えず変化するみずみずしい動静として世界を捉える彼らの姿勢は、毛利のそれと重ねてみることができます。
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ピュシスってなんだ?
なぜピュシスなのか?
いまいち展示室の作品を見ただけでは判明しなかったので、図録を購入。。
作者のインタビューを読んで、何となく納得出来ましたw
あと、個人的に入ってすぐの音がする展示の和音が嫌いでは無かったです。
普段のアーティゾン美術館の展示室と違った、微細な音や動きで満たされた静謐でいて有機的な空間を体験することが出来ると思います。ご興味のある方は是非訪れてみてください。 (小児科 土谷)