院長先生のブログ
米国では子宮頸がんによる死亡率は急減している
Webサイトからの引用です。
Cervical cancer deaths are plummeting among young U.S. women
*********************************************
HPVワクチンが2006年に導入されて以来、子宮頸がんの発生率は減少しています。
今回、新しい研究により、米国でこのワクチン接種の対象となった最初の女性たちの間で、子宮頸がんによる死亡率が急激に減少したことが初めて示されました。
「我々はHPVワクチン接種から約16年が経過したので、子宮頸がんの死亡率に対するHPVワクチンの初期の影響が見え始めているかもしれないという仮説を立てていました」と、サウスカロライナ医科大学のデシュムク氏は述べています。「そして、まさにそれが観察されたのです。」
*******************中略*************************
その後の6年間で、チームは死亡率が60%以上という劇的な減少を観察しました。2019-2021年の期間までに、死亡率は10万人あたり約0.007人にまで低下しました。
これを読むと、かなり良い結果が出ているみたいです。
そして、オスロ大学の医療経済学者エミリー・バーガー氏は「ワクチン接種による効果が予想される時期に、死亡率の急激な低下が見られています」とも述べています。
HPVワクチンに関しては、海外に随分と後れを取ってしまった日本ですが、若い女性たちを守るために、これから巻き返さなければなりません。
今できることを1つずつ、着実に。
HPVワクチン接種をご検討ください。 (小児科 土谷)