うつ病の発症に朝食習慣が関連している可能性があるみたいです( Frontiers in psychiatry. 2025;16;1548282.)。

Association of skipping breakfast with depression: a systematic review and meta-analysis – PMC

 

2024年9月1日までに英語で発表された観察研究を、PubMed、Embase、Web of Scienceのデータベースより検索しました。選択された研究のデータ解析は、ニューカッスル・オタワ尺度(NOS)を用いて評価しました(PRISMA、Prospero Registration Agreementのガイドラインに従い実施)。混合効果モデルは、最大調整推定値を組み合わせ、I2統計量を用いて異質性を評価しました。感度分析により分析の堅牢性を検証し、出版バイアスを評価しました。

 

その結果、12件の研究を対象としたメタ解析では、朝食抜きとうつ病発症率との間に正の相関が示唆されました(相対リスク=1.83、95%信頼区間:1.52〜2.20、τ2:0.09、I2:96.37%)。朝食抜きとうつ病の関係についてEgger検定を行ったところ、p=0.067で0.05超となり、有意な出版バイアスは認められませんでした。サブグループ解析では、異なる地域で実施されている現在の研究には依然として欠陥があることが示唆されました。また、うつ病の発症は性別および研究のサンプルサイズと関連していることが示唆されました。

 

以上から、食文化や評価方法の違いによる異質性の高さが示唆されるものの、朝食抜きはうつ病リスクを高める可能性があることが分かりました。

子どものうちから、毎日規則正しく朝食をとる習慣を身につけましょうね! (小児科 土谷)