インフルエンザウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。
主な感染経路は飛沫感染と接触感染で、発熱、咳、頭痛などの症状を呈します。重症化すると肺炎や脳症を起こし死亡することがあるので要注意です。
原因となる病原体は?
インフルエンザウイルスはオルソミクソウイルス科に属する1本鎖RNAウイルスで、A・B・C・Dの4つの型があることが知られています。
予防接種で接種するワクチンにはこのうちA型とB型のタイプが含まれています。その年によって流行するタイプは異なりますが、比較的A型の流行が多いと言われています。
感染経路は?
主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
インフルエンザの症状は?
潜伏期間は1から3日程度で、主な症状は発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛、咳、鼻汁等です。一般的な感冒と比べて全身症状が強く、気管支炎や肺炎、中耳炎等の合併症を引き起こすことがあります。小児では稀に急性脳症を引き起こし、死亡する場合もあるので要注意です。
インフルエンザを疑う症状(目安)
- 強い寒気
- 急な38度以上の高熱
- 強い倦怠感・筋肉痛
- 関節痛・頭痛
体調がいつもと違って、違和感を感じる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
どんな検査で診断するの?
咽頭ぬぐい液などを用いた迅速抗原検査やPCR法、ウイルス分離などを用いて診断します。
咽頭ぬぐい液などを用いた迅速抗原検査の場合、症状が出現してから12時間以内の場合は精度が低くなるのでご注意ください。
治療法は?
発熱してから48時間以内の場合は抗インフルエンザ薬が有効です。
発熱してから48時間以上経過している場合は、抗インフルエンザ薬の効果は少ないため、症状に合わせた対症療法を行います。
ホームケア
- 高熱がある時は、子どもが嫌がらなければ氷枕を使用し、首筋や脇の下、太股のつけ根などを冷やしても良いでしょう。
- 食欲がないときは無理に食べさせる必要はありませんが、脱水症状をおこさないように、こまめな水分補給を心掛けましょう。
- 高熱がある時は、長時間の入浴は控えましょう。汗を洗い流す目的でのシャワー浴は、短時間であれば構いません。
- 急に走り出す、幻覚が見えるといった異常行動をとることがあります。事故を防ぐためにも少なくとも2日間は子どもを1人にしないようにしてください。異常行動が続く場合は、速やかに医療機関(時間外であれば、救急外来)を受診しましょう。
予防法は?
重症化を防ぐ意味合いでも、インフルエンザワクチンが有効です。
インフルエンザ流行期では、手洗いや咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策を行いましょう。


