昨日飲んだからという訳ではないのですが、アルコールに関連した話題です。

お酒（アルコール）を大量に飲んだ翌日、下痢をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

もちろん、僕もその経験者の一人です。

アルコールは、腸管粘膜の微小血管や上皮を傷害し、水分や電解質輸送を変化させ、栄養素やビタミンの吸収を阻害します。その結果、水分吸収やNa輸送が阻害され、アルコール濃度に応じて糖分輸送も阻害されてしまいます。これらはNa-K-ATPaseの活性阻害やアルコール自体による高浸透圧が原因と考えられており、宴会などの急性消費による下痢はアルコール中止後1日以内におさまるとされています。

アルコールに関連した下痢について、もっと知りたい！と思う方はこの論文（Addict Biol. 2000 Apr 1;5(2):117-25.）で理解を深めましょうw

Alcohol‐related diarrhea – Chiba – 2000 – Addiction Biology – Wiley Online Library

「明日お腹の調子悪くなるんだろうな～」とは分かっているものの、途中で止められない宴会好きの悲しき性。。　一応、若くないので、僕も体調に気をつけて飲まなきゃですね。。　（小児科　土谷）