院長先生のブログ
赤い葡萄畑

7月29日はVincent Van Goh(ゴッホ)の命日です。
彼にまつわる話は沢山ありますが、そのひとつに「ゴッホが生前売った絵はたった1枚しかない」というものがあります。
その作品が写真の「赤い葡萄畑(1888年作)」です。

実際は、「ゴッホは生前一枚しか絵が売れなかった」というのは間違いですが(少なくともゴッホは数枚の絵を売っていたことが研究で明らかになっています)、彼が長い間絵が売れずに困っていたことは確かです。
ゴッホが画家として活躍したのは亡くなる前の10年ぐらいでしたが、殆どの画家がその名が知られるようになるのにある程度の時間を要したことを考えると、もしゴッホが早逝せずに生きていたならば、もっと多くの絵を売っていたであろうと思います。
しかも、亡くなる何年か前から、彼の作品は当時の批評家から高い評価を受けるようになっており、アンデパンダン展や他の展覧会にも出展する予定もあったことから、彼の未来には明るい光が差しつつあった訳ですので。。
彼の死の真相は定かではありませんが、その早すぎる死は残念で仕方ありません。
追悼もかねて、今日は帰宅したら手元の図録を基に、彼の作品を振り返ってみようと思います。 (小児科 土谷)