院長先生のブログ
オートショックAED
オートショックAEDの公共の場への一般販売・設置が進んでいます。
便利な世の中になったものですw
AED-3250(オートショックAED)の使い方・画面表示 (youtube.com)
ショックボタンがないオートショックAEDは、リンクの動画みたいに、心室細動を検出すると警告後、勝手に自動で電気ショックを実行します。
「聞いて従う」を徹底しないと、従来型AEDに比べて第三者の感電事故が起きるリスクが高まるので要注意です!
そして、脈あり心室頻拍や、脚ブロックを伴うPSVT波形で意識がある人に対して、誤って電気ショックされた事故も報告されており、生きている人に誤ショックされるリスクも高まっています。
従来型のAEDを使用するのであれば、(明らかに生きていれば)「AED指示があってもボタンを押さない」という人間のストッパーがかかりますが、オートショックAEDではそういうわけにはいきません。
そのため、明らかに電気ショックが不要な人にはAEDを装着しない、という基本を徹底しなければなりません!
「意識・反応がある」「普段通りの呼吸をしている」場合は、胸骨圧迫をしないのと同時にAEDも装着しません(胸骨圧迫不要と判断したら、AEDもつけない)。
AED装着基準を知り、AED装着が不要な場合をきちんと理解しておきましょう。 (小児科 土谷)