院長先生のブログ
受難の主日 2025

受難の主日(Passion Sunday)は復活祭の1週間前の日曜日で、この日から聖週間が始まります。
カトリック教会では、この日のミサでキリストの受難の箇所を朗読するので「受難の主日」とも呼ばれています(教会の暦では「枝の主日」とも呼ばれます)。
受難週の最初の日曜日(Palm Sunday)にイエス・キリストはロバの子に乗って、エルサレムに入城します。群衆たちは上着を道に敷き、シュロの枝を振って歓迎します。エルサレムに入ることは、死を意味することをイエスは予め知りながら弟子たちと共に入城するのです。
『キリストのエルサレム入城』 ピーテル・パウル・ルーベンス
このイエスのエルサレム入城を記念し、「聖週間」の始まりとされており、「聖週間」には、最後の晩餐を記念する「聖木曜日」、イエスの十字架の死を記念する「聖金曜日」、葬られたイエスを静かに記念する「聖土曜日」があります。そして、その深夜、イエスのご復活を喜びのうちにたたええる「復活徹夜祭」が始まり、日曜日、ご復活を祝うのです。
クリスチャンではないのに、子どもの頃に通っていた幼稚園がカトリックだったので、復活祭周辺のイベントは今でもよく覚えています。
子どもの頃はイースターの卵ばかりに目がいきましたが、最近は「絵」の観点から関連する題材のもの目にするようになりました。年を食うと自ずと視点が変わりますねw (小児科 土谷)