院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
7月22日から7月28日までの県内の感染症情報です。
◆新型コロナウイルスに注意しましょう。
*定点当たりの報告数が全県で11.20と前週の9.60に比べ増加しました。季節性インフルエンザであれば注意報基準に相当する定点当たりの報告数10を超えました。全国的にも増加しています。
◆手足口病の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で19.80と前週の19.31に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):村上
手足口病(警報基準5):新潟市、新発田、新津、三条、長岡、魚沼、南魚沼、十日町、柏崎、糸魚川、村上、佐渡、上越
ヘルパンギーナ(警報基準6):柏崎、村上、上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第30週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*溶連菌感染症が断続的に認められます。ご注意ください
*手足口病(>ヘルパンギーナ)が流行しています。食事の前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いを行う習慣をつけましょう。
*COVID-19が散発しています。年齢が大きい子どもが多い印象です(乳幼児は家庭内感染で罹患していることが殆ど)。例年、夏に感染拡大の傾向がみられるため、今後の動向にご注意ください。
*RS細気管支炎、感染性腸炎など、上記以外の感染症も目立ちます。基本的な感染症対策をお願いします。
*北陸地方の梅雨も明け、いよいよ本格的な夏がやってきました!上記のように多彩な感染症が流行しています。お盆休みなどで出かける際は、安全に旅を終えるため、感染症対策もお忘れ無く。 (小児科 土谷)