久しぶりに歴史物を読んでみました。
そういえば、昔大河ドラマで「鎌倉殿の13人」やってたな~と思いつつ手に取った1冊です。
「義経じゃないほうの源平合戦」 白蔵盈太著
源氏による武家社会を確立するといった過程を源範頼の視点で描いた作品です。
- 調略に長けた頼朝:猜疑心の塊で、冷徹かつ様々な搦め手で武家社会を確立した人物として描かれてますが、源平合戦の総大将にはならず無理難題を書いた書簡を範頼に送り続けて、実は戦のやり方を知らないのでは?と範頼に思われてしまっていますw
- 戦で超人的な能力を発揮する義経:何事にも無邪気で戦場で大いに力を発揮するが、平氏を討伐し敵が無くなると生きる道が無くなってしまい、最後は兄に捨て駒にされてしまいます。
- 平氏討伐の総大将となった範頼:木曾義仲、平氏討伐の総大将となるが、戦場ではパッとしない。その一方、味方の兵糧調達にひたすら心を砕き、武士の統率に努めて平家打倒の悲願を達成します。
**********************************************
歴史の流れは多くの人が知っている話なので省略しますが、範頼目線が斬新で面白かったです。
派手なことをせず、当たり前の事を確実に遂行し組織全体の利益にする「源範頼」的な人物は、今の時代でも重要人物であることに違いありません。こんな人と一緒に働いてみたいですねw
歴史物ですが、現代語風の表現だったり、ページ数も少なかったりするので、読みやすい本です。ご興味がある方は、是非ご一読ください。 (小児科 土谷)

