当院では、必要に応じて採血による血液検査尿検査、またインフルエンザ、溶連菌感染症、アデノウィルス感染症などの各種迅速検査、微量採血で検査可能な院内アレルギー検査(ドロップスクリーン検査)、PCRと同じ「核酸検出検査」に該当するIDNOW™による感染症の遺伝子検査(核酸増幅検査)12誘導心電図が実施可能です。

また、食物アレルギーの即時型反応を診断する際、プリック針を用いた皮膚プリックテストも行っています。

自動血球計数・CRP測定装置

発熱が続く患者さんや学校健診などで貧血が疑われた際の検査に使用します。少量の血液で、5~10分ほどで検査結果が分かるため、その後の診断と治療に役立ちます。

尿検査

尿検査では、本来尿中に存在しない血液や蛋白の成分が尿から検出されていないか(主に尿中の蛋白や潜血、糖、ケトン体、白血球などの反応)を調べています。尿中にこれらが混入する病態は多岐にわたる(尿路感染症や急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群の腎疾患など)ため、その他の検査を組み合わせて、病気の診断、対応に繋げています。また、学校検尿の二次検診で受診された患者さんの尿検査にも使用します。

ウイルス、細菌感染に対する抗原迅速検査

迅速診断キットを用いて、多くの感染症を迅速に検査を行うことが可能です。検体には咽頭ぬぐい液、、鼻腔ぬぐい液、便などを使用します。

対象となる主な感染症は、溶連菌、インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、新型コロナウイルス、マイコプラズマ、ロタウイルス、アデノウイルス(便)、ノロウイルスです。

 

*各種細菌培養、百日咳LAMPは外注検査で行っているため、結果が判明するのに数日かかります。

IDNOW™によるインフルエンザや新型コロナ感染症の核酸増幅検査

当院では、2025年2月より、COVID-19であれば 13分以内(陽性の場合は5分)で陽性陰性の判定を正確にできる核酸検出検査装置『 ID NOW 』(アボット社製)を導入しています。本検査はアボット社独自の等温核酸増幅技術によって、PCR検査とほぼ同等の精度の遺伝子検査を、非常に短時間で行えるようにした装置です。この『ID NOW』を導入したことで、PCR検査と同等レベルの精密な検査結果を短時間で皆様にお知らせできるようになりました。

この「ID NOW」は厚生労働省に正式認可された核酸増幅検査ですが、増幅方法はこれまでのPCR法とは異なる新しい方法(NEAR法)です。診療報酬上はRT-PCR法もNEAR法も同一の核酸増幅検査という取り扱いであるため、ここでは便宜上「PCR検査」と呼称しています。

12誘導心電図

心臓から流れている微弱な電気を検知し、波の形としてあらわしたものがいわゆる「心電図」です。不整脈や心筋梗塞、心臓病などの診断に役立ちます。

ドロップスクリーン検査(アレルギー検査:41種類)

30分で41種類のアレルギーの有無がわかる院内検査を実施しています。微量採血の検査なので、痛い採血が苦手なお子さんにお勧めです。

現在の日本において、花粉症はもはや国民病とも言われています。ダニやハウスダストなどのアレルギーも含めると、実に2人に1人がアレルギー性鼻炎であるとの報告もあります。最近ではアレルギー性鼻炎を発症する年齢が低年齢化しており、2歳未満でアレルギー性鼻炎や花粉症が見つかることも少なくありません。ご両親が花粉症をお持ちのお子様の半数以上が、幼少期から花粉症との報告もあるくらいです。

 

原因を特定することは治療の第一歩です。アレルギー検査による負担が少なく、お子さんの体質を早めに知ることができる検査を是非ご検討ください。

皮膚プリックテスト

食物を摂取した後に起こる、蕁麻疹や口腔アレルギー症候群、アナフィラキシーショックなどを即時型アレルギーといいます。プリックテストはこれらの即時型アレルギーの原因を特定するために行う検査です。

皮膚プリックテストが適切に行われれば、比較的安全に実施可能であり、検査の有用性も高く、費用対効果も高い検査であるため、世界的に推奨されています。特に、血液検査では調べられないアレルギー検査項目(例;ブドウ、パイナップル、穀物、野菜など)を調べる際にその威力を発揮します。

新起立試験

起立性調節障害(OD)のタイプや重症度を調べるためにOD用の自動血圧計を用いて新起立試験を行います。10分間ベッドに横になり、血圧、脈拍を測定します。その後、立ち上がり、血圧回復時間を測定し、そのまま10分後まで血圧、脈拍を測定していきます。