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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

ワクチン接種の効果を高める方法 その②

新型コロナワクチンの予防接種は重症化予防を目的としたものになり、年1回ないし2回接種になります。具体的には、65歳以上の高齢者、もしくは64歳までで基礎疾患を有する方および医療従事者などは今年5~8月に春夏接種を受けることになりますが、それ以外の方は9月以降に秋冬接種を受けることになります。これまでよりもワクチンの接種回数が減ってしまうので、せっかく痛い思いをしてワクチンを接種するなら、ワクチンによる免疫反応をできるだけ高めたい!と思うのは当然でしょうw

そこで、本日は昨日に引き続いてワクチンネタです、接種する腕のサイドに関する論文です(Lancet preprint. https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4380042)。

ファイザーワクチン接種の2回目を、1回目と同側、もしくは対側を選択した場合に免疫反応に差があるのかを検討しています。303人を対象とし、2回目の接種を同側(147名)または対側(156名)に振り分けています。その結果、対側にワクチン接種した場合、同側に接種した場合と比較して、ウイルス中和活性やスパイク特異的CD8 T細胞レベルは有意に低いことが分かりました(p=0.023および0.004)。

要するに、初回接種に刺激されたのと同じリンパ節を2回目も刺激すると、ブースト効果が高いということです。

 

ちなみに何故、またワクチン効果upネタにしたか?というと、土曜日に新型コロナワクチンの6回目接種を受けたからです。もちろん、前回と同じ方の腕に接種しました!せっかく接種するなら、少しでも免疫反応を高めたいですものねw (小児科 土谷)

 

 

 

 

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