いろいろな画家さんの賢治童話を読んでみたくて、手に取った1冊です。

冬なので、この時期に合う本だと思います。

 

「雪渡り」 宮沢賢治・作 たかしたかこ・絵

「雪渡り」は、1921年(大正10年)の12月と翌年の1月に『愛国婦人』誌に掲載された賢治のデビュー作です。

 

読んでみて、宮沢賢治はいつまでも子どもの心を持った人なんだな~と感じました。

 

そして、たかしたかこさんの柔らかい、雪に包まれた北国の風景がとても良いと思いました。

寒い雪国の風景でありながら、あたたか味を感じ、凍りついた木々は、風景をきりりとさせています。四郎とかん子の淡いパステル調の青と赤の服も優しく、鮮やかです。

「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」
キシリキシリ雪をふんで、白い狐の子が出てきました。
子狐から幻燈会に招待されます。
「注文の多い料理店」の中の、「どんぐりと山猫」のようです。
そして、幻燈会に集まった白い子狐たちが、雪の中を喜んで踊る姿も可愛らしく美しい。


他愛のない話ですが、心が優しくなる絵本です。

「キックキックトントン」

冬のこの時期、お子さんと一緒に読んでみては如何でしょうか。 (小児科 土谷)