院長先生のブログ
災害発生時のお母さんと子どもの心のケア
災害時は、子どもだけでなく、妊娠中や授乳中のお母さんにも負担がかかります。
◆妊娠・産褥期のお母さんの心のケア
妊娠・産褥期は災害時でなくても、精神的な変化が大きい時期です。まして災害時であればストレスや不安を感じるのは当然です。
子育て中で子どもを励まそうとするあまり、自分の気持ちを押し込めてしまわないように気をつけましょう。一人で頑張る必要はありません。信頼できる人たちと話しをする機会を積極的に設けましょう。
辛くて不安やストレスが長く続くときは、避難所の医療スタッフや子育て支援センターのスタッフにご相談ください。
◆子どもの心のケア
赤ちゃん返りや夜泣き、乱暴な行動といった災害時に認められる子どもの「気になる行動」は非常時における子どもの正常な行動(反応)です。生活への影響が大きくなければ、様子を見ても大丈夫でしょう。
同じ話を繰り返す、災害ごっこをするのは、子どもが自分なりに災害を受け止め、体験を消化するためのプロセスかも知れません。温かく見守ってあげましょう。大人が落ち着いた時間を持ち、一緒に遊んだり、話しを聞いたり、抱きしめてあげたりしても良いでしょう。
そして、子どもも親に気を使っています。平気そうにみえる子どもほどケアが必要があるということも覚えておきましょう。
過去のブログでも触れた内容なので、リンクを貼っておきますw (小児科 土谷)
災害時の子どものこころのケア – 見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市 (mitsukecc.com)