院長先生のブログ
飲酒ガイドライン
厚生労働省が飲酒に伴うリスクに関する知識の普及推進を図るために「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表していることをご存じでしょうか?
Microsoft Word – (別添)飲酒ガイドライン_0215最終版 (mhlw.go.jp)
このガイドラインの特徴は、「基礎疾患等がない20歳以上の成人を中心に、飲酒による身体等への影響について、年齢・性別・体質などによる違いや、飲酒による疾病・行動に関するリスクなどをわかりやすく伝えるとともに、考慮すべき飲酒量(純アルコール量)や配慮のある飲酒の仕方や避けるべき飲酒方法などについて示していることです。
お酒に含まれる純アルコール量は、「純アルコール量(g)=摂取量(mL)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)」で表すことができ、食品のエネルギー(kcal)のようにその量を数値化できることから、純アルコール量に着目しながら、自身に合った飲酒量を決めて、健康に配慮した飲酒を心掛けることが必要とも記されています。
また、日本における疾病別の発症リスクと飲酒量(純アルコール量)について、各疾病の発症リスクが上がると考えられる男女別の研究結果と参考が示されています。
年末に向けて、忘年会など飲酒の機会が増える時期でもあります。
不適切な飲酒を減らすために、是非参考にしてみてくださいw (小児科 土谷)