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見附市小児科 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

週末戦士型の運動でも減量効果あり

今日は運動とダイエットに関する話題( Obesity (Silver Spring, Md.). 2024 Apr;32(4);822-833. )です。

The associations of “weekend warrior” and regularly active physical activity with abdominal and general adiposity in US adults – Lei – 2024 – Obesity – Wiley Online Library

 

米国全国健康栄養調査(NHANES)に2011年から2018年まで参加した20〜59歳の成人9,629人(平均年齢39.0歳、男性51.6%)のデータを用いて、運動パターンと腹部および全身の脂肪蓄積との関連について検討しました。

運動パターンは質問票への回答に基づき、運動量が週に150分未満の「非活動的運動パターン」、週に150分以上の運動を1回か2回で行う「週末戦士型運動パターン」、週に150分以上の運動を2回以上行う「習慣的運動パターン」の3群に分類されました。脂肪の蓄積量は、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA法)と身体測定により評価しました。

 

対象者のうち、772人(8.2%)が「週末戦士型運動パターン」、3,277人(36.9%)が「習慣的運動パターン」、5,580人(54.9%)が「非活動的運動パターン」に分類されました。結果に影響を及ぼし得る因子を調整して解析した結果、非活動的運動パターン群に比べて、週末戦士型運動パターン群と習慣的運動パターン群は、DXA法で測定した脂肪蓄積量、腹囲、全脂肪量について、減少率が類似していることが分かりました。

 

以上から、週末の1日か2日で集中的に運動を行う「週末戦士」でも、得られる減量効果は習慣的に運動している人と同程度であることが明らかになりました。

 

『どんな活動でも、しないよりはする方が良い』ということでしょうか。

自分のライフスタイルに合った方法で運動すれば良いということでしょうねw (小児科 土谷)

 

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