ときどき読み直す1冊。
皆さんも一度は読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
「菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」 湯浅 邦弘著
400〜500年前の中国で書かれ、万人向けの処世訓の最高傑作として読み継がれている古典です。
明快な対構造の文章で、どこから読んでも良い構成、内容も特に逆境にある人に共感が得られる点が優れていると思います。
昨今見受けられる勝ち組・負け組のような二元論を避け、中庸を強調し、「苦心の中に趣き、得意の時に悲しみがある」とするなど表面と本質の逆転現象にもしばしば言及されています。
長期の修養を強調しつつ、死に臨めば子女や財宝も無益と言うなど、固定観念からも距離を置くことを推奨し、驕らず、卑下しない自然体の人生を歩む後押しとなる名言集だと思います。
表題から、最初は風土記か料理本みたいなものかと誤解してましたが、とても読みやすく、誰にでもおすすめできる本の1つです。以前読んだことがあっても、たまに読み返してみると色んな学びが得られて良いと思います。 (小児科 土谷)


