10月21日から10月27日までの感染症情報です。

◆手足口病の警報を発令しています。

＊定点当たりの報告数が全県で10.64と前週の​12.85に比べ減少しました。国の示す警報基準（定点当たり５）を超えています。

◆全国でマイコプラズマ肺炎が流行しています。

＊県内でも定点当たりの報告数が全県で2.15と前週の1.38に比べ増加しており、例年に比べ多い状況となっています。

◆警報を発令している疾患

全県に警報を発令している疾病：手足口病（警報基準５、終息基準２）

国の示す警報基準以上となった管内のある疾病：

　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報基準８）：上越

　手足口病（警報基準５）：新潟市、新発田、三条、長岡、魚沼、十日町、柏崎、糸魚川、村上、上越

◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください

新潟県感染症情報（週報速報版）をお知らせします　令和6年第43週 – 新潟県ホームページ

◆クリニック周辺の感染症情報

＊溶連菌感染症が、年齢を問わず、断続的に認められます。

＊手足口病は、ピークは越えましたが、まだ学童などを中心に散発しています。

＊マイコプラズマ感染症が学童（小学校高学年・中高生）中心に増えてきました。うがい・手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。 

＊朝夕の冷え込みも増し、秋が深まっています。それにつれて体調を崩すお子さんが急増しています。また、マイコプラズマのような呼吸器感染症の拡がりも要注意案件です。現在体調を崩されている方はインフルエンザシーズンが到来する前に、きちんと治してしまいましょう。　（小児科　土谷）