原因不明とされる川崎病。
子どもが暑さにさらされると川崎病リスクが増加するみたいです。
暑さで高まる子どもの川崎病リスク | Science Tokyo
環境要因と川崎病の関連性を調べた論文です。
本研究では、日本全国の2011年~2022年までの12年間における、年間で最も気温の高い5か月間(5月から9月)の川崎病入院データを対象に、高温曝露と川崎病の関連性を検討しました。
入院データはDPCデータベースから抽出し、気温データは気象庁の情報を使用しました。
また、気温の影響が現れるまでの時間差(ラグ効果)も解析に考慮しました。
解析の結果、子どもが暑さにさらされると川崎病のリスクが増加することが明らかになりました。
特に、極端な暑さ(上位1%に該当する1日の平均気温が30.7度)にさらされると、5日以内の入院リスクが33%(95%信頼区間: 8%~65%)増加することがわかりました(なお、最もリスクが低い気温(minimum morbidity temperature: MMT)である11.3℃を基準としています)。

図は縦軸:相対リスク、横軸:日平均気温(℃)
5日間のラグ効果を考慮した日平均気温と川崎病リスクの関連を示す。実線が一日の平均気温における川崎病リスクを表し、灰色の領域は 95%信頼区間を表す。最もリスクが低値となる気温(minimum morbidity temperature: MMT)である11.3℃を基準とした。
以上から、子どもが暑さにさらされると川崎病のリスクが増加することが明らかになりました。
意外な関連性ですね。。
温暖化で暑すぎる日が増えることが予想される中で、環境要因と川崎病の関連性を理解することは大切です。
高温環境を避けることは、子どもの川崎病発症リスクの軽減に役立つかもしれません。
もう寒い12月なんですけど、とりあえずw (小児科 土谷)


