院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
12月9日から12月15日までの感染症情報です。
◆インフルエンザの定点当たりの報告数が国の示す注意報基準(定点当たり10)を超えました。
*県内では定点当たりの報告数が全県で10.34と前週の6.14に比べ増加しました。
◆マイコプラズマ肺炎は減少傾向にあります。
*県内では定点当たりの報告数が全県で1.15と前週の1.62に比べ減少しました。
◆手足口病は減少傾向にありますが、引き続き警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で2.56と前週の3.27に比べ減少しました。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上、上越
水痘(警報基準2):佐渡、上越
手足口病(警報基準5):長岡、十日町
伝染性紅斑(警報基準2):新発田
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第50週 – 新潟県ホームページ
◆クリニック周辺の感染症情報
*インフルエンザが園児・学童を中心に流行しています。ご注意ください
*溶連菌感染症が依然として流行しています。
*COVID-19が散発しています。今後の動向にご注意ください。
*結膜炎症状を訴えるお子さんが依然として多いです。
*マイコプラズマ感染症と考えられる長引く・強い咳嗽を訴えるお子さんは減少傾向になりましたが、まだまだ多くの園・学校で認められています。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えましょう。
*2学期も終盤。冬休みに突入した学校も出てきました。にもかかわらず、多くの園・学校で多種多様な感染症の流行が認められています。現在体調を崩されているお子さんは、年内に治してしまうようにしましょう。 (小児科 土谷)