隙間時間に1冊読ませて頂きました。

最近、疲れて寝てしまうもので、あんまり読書できていない気がします。。

 

「責任と判断」 ハンナ・アレント

「人間の条件」や「エルサレムのアイヒマン」などで知られる哲学者ハンナ・アレントの遺稿集で、大学の講義や授賞式のスピーチ、書評などが収められた1冊です。


前半は「責任」について、後半は「判断」について書かれており、アレントの言いたいことが詰め込まれています。

個人的には「道徳哲学の幾つかの問題」と「思考と道徳の問題」は、既読のカントについて書かれたどの入門書よりもカントの思想の本質を捉えて理解に導かれたのが印象的で、アウシュヴィッツ関連のテーマは非常に重く、人間の根源的な悪性を突きつけられるようでした。

 

とても興味深い1冊でしたが、基本的な知識がないと敷居が高い思うので、そういう方は「テクストについて」(編者の解説)もしくは「訳者あとがき」を読んでから本編に進むと良いと思いますw (小児科 土谷)