もうすぐ夏休みがやってきますw

夏休み期間中の応急診療所(特に海沿い)では、海の生き物に刺された/噛まれた患者さんが沢山受診されます。

今日は誰もが遭遇する可能性がある海のトラブルの中でも、クラゲ対応について説明します。

・・・知っておくと便利ですし、ライフセーバーの応急手当全体の約6割がクラゲ対応と言われていますのでw

知ってほしいWater Safety 「クラゲにさされたら」

海に出かける前にご覧いただきたいページが、日本ライフセービング協会の、知ってほしいWater Safety 「クラゲにさされたら」です。

クラゲにさされたら | 【公式】JLA | 公益財団法人 日本ライフセービング協会

クラゲに刺された時に一番重要なこと

クラゲに刺された後で数分経ってからアナフィラキシー症状を引き起こすことがあるため、受傷直後の痛みの度合いに関係なく、クラゲ刺傷後はすぐに上陸することが大切です。

応急処置

触手を取り除く(触手が視認できるほど残っている場合)

まだ刺傷部位にまだ貼り付いているクラゲ触手は、(二次被害を避けるため)手袋着用やピンセット等指でつまんで手早く静かにはずしましょう。

洗い流す(触手が視認できない場合は不要)

クラゲに刺された患部を海水中で洗います。

触手が視認できないときは、海水で洗って刺胞刺激するといけないので不要です。

温める/冷やす

オーストラリアやアメリカなどでは、患部を「温める」を推奨しています。

クラゲのタンパク質毒素は40度以上の熱に弱い特徴があるため、痛みが落ち着く程度の温度(40度以上)に湯加減をして患部にお湯をかけつづける、もしくはお湯の中に患部をつけておくという方法が一部で行われています。

刺された箇所が腫れて熱を持つため、冷やして血管を収縮させて、痛みを和らげます。保冷剤や冷たいペットボトルの飲み物などで冷やしてあげるとよいでしょう。

その他

沖縄県でのクラゲ刺傷はハブクラゲによるものが多いので、食酢を使用しても良いかもしれませんが、それ以外の地域の場合、刺された痕を見て、何のクラゲに刺されたか判断するのは困難です。基本的に、刺されたクラゲの種類がわからない場合はお酢を使用する必要はありません。

 

これからのシーズン。海でのレジャー活動が活発化します。

もしもの時に備えて、クラゲに刺された時の対応は知っておくと便利ですw (小児科 土谷)