院長先生のブログ
定期薬とお薬手帳を忘れずに
世間ではゴールデンウィークとして、休暇を過ごされている方も多いと思います。
ご家族で旅行にいったり、帰省したりする方も多いと思いますが、旅先や帰省先にいつも使ってる内服薬や吸入薬、塗り薬などを持参するのを忘れてしまい、症状を悪化させてしまう方を見かけます。折角、減量出来ていたのに、薬の量を元に戻したり、強い薬に変更したりしないといけなくなることも多々あり、処方している側としてもがっかりしてしまいます。
急な治療中断は、患者さんにも、医療者側にもダメージが大きかったりするわけです。また、不慣れな出先で医療機関を受診するのは、保護者の方々にとっても大きなストレスとなるはずです。
近年の異常気象を考えると、災害や交通機関のトラブルなどで延泊になる可能性も十分考えられます。内服薬は予定日数より少し多めに持っていきましょう。頻繁に帰省される方は帰省先に定期薬やよく使う薬を置いておくという方法もあります。また、基礎疾患をお持ちで、出先で急変する可能性がある場合は、予め主治医の先生に頼んで紹介状を書いてもらっておくのも良いでしょう。
旅先の環境変化により、子どもは体調を崩しやすくなります。
そんな時こそ、定期薬をしっかり継続しましょう。
旅先に、お薬とお薬手帳を忘れずに! (小児科 土谷)