院長先生のブログ
スポーツ中の心臓突然死ゼロを目指そう
現在の日本では、一般市民による目撃がある心停止に限定しても、その方の1ヶ月後の社会復帰率(救命率)は残念ながら1割にも届いていません。
しかし、スポーツ中の突然死はゼロにすることも夢ではないのです!
本当ですか?と疑う方もおられるかもしれませんが、それを実証しているのが有名な「東京マラソン」です。
これまでの16回の開催で突然の心停止になった方は11名、その11名全員、100%が社会復帰されています(転倒などの外傷等による心停止は除く)。
素晴らしいです!
救命救急情報(第1回 マラソンランナーと突然死の関係) | 東京マラソン2024 (marathon.tokyo)
心停止からの社会復帰のためには、1)目撃あり、2)バイスタンダーCPRあり、3)バイスタンダーAEDあり、が条件となります。
提言「スポーツ現場における心臓突然死をゼロに」 (j-circ.or.jp)
今後もこの素晴らしい記録を伸ばしていって欲しいと思います!
スポーツの現場にAED!忘れずにw (小児科 土谷)