院長先生のブログ
風神雷神
これが史実であったら・・と、久しぶりに一気読みしました。
『風神雷神 上下』 原田マハ
風神雷神を描いた絵師、俵屋宗達の物語(フィクション)です。
ミステリー仕立てですが、ローマに赴いた遣欧使節の4名の少年に、少年・宗達が絵師として加わり、日本からローマまでの過酷な旅と、到着後の素晴らしい体験が綴られていました。
宗達という名は、織田信長の前で絵を描いた時に気に入られて頂いた名となっています。
そこで、織田信長の命でローマ法王に狩野永徳が描いた「洛中洛外図屏風」を届ける役目を宗達が命じられます。そして、ローマで同じくまだ少年だった未来の画家と出会うのです。。。
フィクションですが、史実と重なる部分も多いので、ノンフィクションみたいな感覚で読み終えることができました。読み終えて、京都の建仁寺まで、また「風神雷神」を見に行きたくなってしまいましたw (小児科 土谷)